ちょい飲み@宮古1号店(明大前)
明大前は心が無であった大学時代を思い出す街であり、なんとなく気が重い。ただ、別にこの街が嫌いなわけじゃない。そして自分は別に明大出身ではない。
今では心も無ではなくなり、レモんサワーなども美味しそうに飲めるように成った。
学生じゃあるまいし、お通しだって断ることもない。
好きが高じて料理もちょっとだけ上手くなり、炒め物もよく作るけど、高温の中華鍋でないとこの香ばしさはなかなか出せないんだよな。
ケンボーなんかは物凄く社交的でポジティブだから大学時代を謳歌したのであろう。ウーロンハイが目に染みる。
ラフな盛りつけのサラダは2人で食うには多すぎる。あ、そうか、これはサークルの仲間内かなんかの飲み会で皆で突っつき合う感じのアレなのかな。
夕暮れ時って悲しいな、ウーロン茶と焼酎混ぜながらつぶやいた。
昔は豚の脂身の食感が苦手で敬遠してたけど、今ではそこに旨味があることに気がつき、好物になった。人は変わっていくものだ。
日曜日なのにちょっと飲み過ぎたようだ。
とにかく、フライドポテトは皮付きが最高。つまり、そういうことなんだ。
ちょい飲み@みとめ(東十条)
斎藤酒場をあとにし、向かったのは東十条方面。十条中央商店街を抜けた先の旧岩槻街道沿い。
これまた味わい深い店構えだこと…。
店内もまた味わい深いコの字カウンターが印象的。
仕切り直しはチューハイから。ドリンクニッポンは最高。
からし焼き。初めてその存在を知ったが何のことはない、豚肉、玉ねぎ、豆腐のニンニク甘辛炒めなんだけど、どういう訳か東十条のご当地グルメらしい。KEN-G-LOW氏曰く、「はぁ!?知らんとか!?東十条のソウルフードやぞ!」とのこと。
しかし東十条ほどのローカル駅にご当地グルメと呼べる一品があるのは何とも面白いし、東京マジ奥深けぇな、って感じである。
しらすおろし。味つけの濃いつまみの後に摂取するとよりありがたみが増す気がする。
チューハイおかわり。ドリンクニッポンは正義。
にこごり。口に入れてしばらくは形を留めているが、ある時点でス〜っと溶けて旨味がフワ〜と拡がる感じが好ましい。
愛を語るKEN-G-LOW氏。
我々は十条界隈の飲み屋シーンの深淵を見た。
ちょい飲み@斎藤酒場(十条)
KEN-G-LOW氏との2分で済むような打ち合わせのため、わざわざ十条まで出張ったのにはもちろんアレがあるからなわけで。
そこに酒場があるからなわけで。
創業昭和三年、ど老舗である。
しかし、色といい大きさといい風合いといい、惚れ惚れするようなシブい暖簾である。
そして暖簾同様、店内もカウンターとデカめのテーブルに相席スタイルの激シブ仕様。創業昭和三年は伊達じゃないのである。
突き出し、というか箸置き的な落花生。
瓶ビールは赤星だ。素晴らしい。
マグロブツ、串カツ、鯖味噌。
何てことはない、大衆酒場による大衆のための大衆的な味わい、つまり最適。
チューハイ、ドライなタイプ。最適。
肉豆腐。何故か豆腐が土手型。
カレーコロッケ。ふくよかな体型をしたKEN-G-LOW氏も納得の味わい。
樽酒で〆。
ホスピタリティズムに富む給仕のおばちゃん達のお陰か、老舗にありがちな取っ付きにくさは皆無、お会計はもちろんリーズナブル、つまり最高。
そして当然はしご、次は東十条〜。
ちょい飲み@鳥升(渋谷)
渋谷村のマークシティ裏は焼鳥屋を中心に大衆的な酒場が密集しており、こちらもそのうちの一軒である。
渋谷村勤務のA君を呼び出し、用事を済ませた後に2人で訪問してみた。19時過ぎの入店だったが、ほぼ満席状態で人気店であることがうかがえる。
イカゲソもいたって普通だが、値段の割りには盛りがよい。
手羽餃子は手羽餃子を愛して止まないA君も唸るほどの旨さで、実際唸っていたかどうかは忘れたが、たぶん唸っていたと思う。
しかし、A君と一緒に手羽餃子を食べる度、手羽餃子ってどうやって仕込むんだろうね、って話をするが、お互い未だによく分かっていない。
なんこつ、やげんなんこつ。最高に好きである。焼鳥のネタで好きなのはやげんとソリレスである。
正肉は淡白なタイプ、食べ応えあり。
最後にA君の好物であるさつま揚げ、具体的な記憶はないが美味しかった印象はある。
そして。なんと、酒は一滴も飲まなかった。その理由はご想像にお任せしよう。
ちょい飲み@おかやん(中野)
いつも通りのおかやん
牛すじと豆腐の煮込み
4点盛り
いつも通りはつまり最高やん
ちょい飲み@江戸家(笹塚)
とある日曜日の午前中
A「お昼暇ですか、とんかつ食いましょう」
私「お、先日あなたが結成したとんかつ食べ歩きスクワッド『とんかつ連合』がついに動き出すんだね」
A「はい、そうです」
私「いいね、で、どこ行くの」
A「ちょっと考えましょう」
私「はい、あ、でも朝ごはん食べたばかりだから単品をつまみながらビールを飲めるところがいいね」
A「わたしもそのほうがいいですね」
私「はい」
私「ねえ、この笹塚の江戸家ってどう」
A「奇遇ですね、わたしもちょうど見てたところです、単品で注文できるみたい」
私「いいね、じゃここにしましょう」
A「そうしましょう」
私「江戸家、ここだね」
A「そうだね」
私「とりあえずビールだね、瓶ビールにしようね」
A「そうだね」
私「かんぱ〜い」
A「かんぱ〜い」
私「さて、何食べようね、やっぱ私はロースだね」
A「そうだね、やっぱりとんかつはロースだね」
私「そうだね」
A「チキンカツもいきましょう」
私「あなた、本当にチキンカツが好きだね」
A「そうだね」
私「あと箸休めにお新香もいきましょう」
A「そうしましょう」
私「お新香だ、これはぬか漬けだね、しかも私の好きな古漬けだね、酸っぱくて最高」
A「わたしも古漬けが好きです」
私「いいよね、古漬け」
A「はい」
私「ロースだ、これはボリューミーだね」
A「そうだね」
私「ぶ厚みがすごいね」
A「すごいぶ厚みだ」
私「サク、おお、うまいね」
A「サク、最高だね」
私「脂身もしっかりあるけどくどさがないね、最高」
A「はい」
私「チキンカツだ、骨付きだね」
A「そうだね、骨付きのチキンカツは珍しいね」
私「そうだね」
A「サク、これもうまいね」
私「サク、本当だ、柔らかい肉質が堪らないね」
A「はい」
私「ビールが進むね、すいません、瓶ビールおかわり」
A「とんかつは最高だね」
私「そうだね、次はどこ行こうね」
A「蒲田が激戦区らしいですよ」
私「そうなんだね、じゃ次は蒲田かな」
A「はい」