ちょい飲み@水無月(幡ヶ谷)
とある日曜日の昼下がり、北茨城の怪人は時に谷中の蕎麦屋でとろろもりそばのとろろを蕎麦の上へ直接ぶっかけてみたりしながら夕方には自らの巣へ帰っていった。
暇になった私はしょうがないので中野のおかやんへ向かうも空席はなく諦め、なんとなくノリで幡ヶ谷へ向かった、バスで。
なんとなく、というのはもちろん嘘で、実際は幡ヶ谷ヘビーシックというライブハウスでビートキャラバンというイカしたバンドがその日演奏をするという情報をインターネットで発見したところ急に己の心にノリが発生し、バスに乗った、というのがホントのところである。
そして、さらにそのノリを加速させたのが水無月というお店の存在であった。
まだ割と新しい店なので知らない人は知らないと思うが、いい店なので知っている人は知っていると思う。
私は知っている方のクチだからすでに何度かお邪魔しているし、何なら店主様とは中野の行きつけの飲み屋が一緒だったりするので割と気安く利用させてもらっている。
さて軽く1杯、のつもりだったが余裕の3杯、何故ならココはいい店なので。
お通しが美味しいのは当然である、いい店なので。
うの花、先頃惜しまれつつも閉店した野毛の某老舗のオマージュだそう。桜エビがポイント。
ホタルイカ、目玉もちゃんと処理されてる、いい店なので。
自分好みのアテが充実してるもんだから、そりゃ1杯で済むはずもないという当たり前の話だ。
最後に生胡椒の塩水漬けがあるよってことで味見させてもらった。鮮烈な胡椒の香りとキツめの塩気、一粒で酒三口はイケる。
このあとライブハウスへこっそり数粒持ち込み、ちびちび齧りながらビートキャラバンを鑑賞していたことは内緒な。